
アバチャン
【分類】
硬骨魚網スズキ目クサウオ科
【体長/分布】
約35㎝、本州北部太平洋沿岸~北海道、日本海、オホーツク海
水深35~600mに生息する深海魚のアバチャン。変わった和名ですが、なぜこの名前がつけられたのかは不明で、その生態も謎が多い深海魚とされています。生きたままでの採集や飼育が難しい魚ですが、アクアマリンふくしまでは平成24年にアバチャンの自然繁殖に国内で初めて成功し(翌年「繁殖賞」を受賞)、平成25年5月には人工授精を実施、現在この人工授精でふ化した個体が展示されています。赤い流紋状班がある薄ピンク色の魚体をゆったりとくねらせながら泳ぐ様は、なんともいえない美しさです。