
ツメナガイバラモエビ
【分類】
軟甲綱十脚目ヒメサンゴモエビ科
【体長/分布】
約10cm、北海道羅臼ほか
このたび、80年ぶりに再発見され、世界で初めてアクアマリンふくしまで展示されたツメナガイバラモエビ。1936年にロシア人研究者によって新種記載されましたが、その後一度も採集記録がなく、2014年、2015年にアクアマリンふくしまによって行われた深海生物調査で採集された標本が本種と判明されました。現在約65種が認識されているイバラモエビ属の中でも爪が2倍ほど長いのが特徴で、和命はそこからつけられました。アクアマリンふくしまでは現在、体長約10㎝の個体と、飼育研究でふ化に成功した稚エビが仲良く展示されています。飼育の生存期間などまだ不明な部分が多いので、生きた姿を見たい場合は、お早めに本水族館へ。