
らんちゅう
【分類】
コイ目コイ科フナ属
【体長/分布】
最大25㎝、原種/和金
背びれのない”マルコ”から品種改良されて明治時代以降に現在の姿になったらんちゅう。それにともない品評会の文化が発展すると審美眼の違いからいくつかの系列が現れます。江戸時代に文献や浮世絵に登場する肉瘤が発達していない「大阪らんちゅう」や、現在のらんちゅうの基礎となる「協会系(宗家系)」、また陶芸家の宇野仁松が独自の審美の基準で確立した「宇野系」と呼ばれるものです。また生産者の名前がつけられたらんちゅうもあり、現在の日本でトップブリーダーと称される愛知県弥富町の深見氏の名前がついた「深見らんちゅう」なども有名です。