
タツノオトシゴ
【分類】
条鰭綱トゲウオ目ヨウジウオ科
【体長/分布】
体長/1.4~35cm、おもな分布/世界の熱帯、温帯の浅い海
ユニークな見た目が竜を連想させることからつけられた「竜の落とし子」という名前。体をかたい板状の骨板で覆われ、あまり泳ぎが上手ではないので、尾を海藻やサンゴなどに巻き付けて体を安定させています。そしてタツノオトシゴはオスが出産することで知られています。オスのおなかには育児のうという袋があり、そこにメスが卵を産みつけ、オスは卵がふ化するまで育てます。そして数週間後、オスのおなかから幼魚が産まれるのです。またタツノオトシゴは一夫一婦制で、生涯に相手はひとりだけだといいます。日本近海には8種のタツノオトシゴが確認されています。